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RW-2さん (8fk96zbp)2022/9/9 13:48 (No.532583)削除半世紀以上前のアンプの整流器はセレンが使われておりました。マランツ#7しかり。本来なら280Vを叩き出さなければ
いけませんが、経年劣化で200Vくらいまで落ちます。飯喰わずに働けっても無理なお話。シリコンダイオードに交換せば
一件落着ですが面白くありません。ってなわけでセレンの再生。セレン整流器の原理はショットキー整流なのですが、高圧
部対応のため十数枚直列スタックしてます。分解してみますと塗料が滲み込んで腐食。これでは電圧が出ませんね。綺麗に
除去して再スタックし、ネジナットで締めあげて終了。240Vまで回復。これでも電圧が低いのでウルトラファーストリカ
バリーダイオードと並列で賄います。セレン整流器は無くても良いのですが、パラッたことでセレン整流器の特徴も兼備。
そうしたところでどうしても設計値の電圧は出ないのです。日本はAC100V配給(アメリカは115~117V)だからです。でも
諦めないのが工作人。電源部・3段目のデカップリング抵抗(チョークの働き兼用)を低い抵抗値に交換。ハイ、飯喰って~!
今でも新品の入手は可能。高価。本来の性能は?